埋木と千切り(チギリ)

割れている板をそのまま使う場合は、そこに木を埋めたり、千切り(チギリ)と呼ばれるリボン型の木をはめ込み、割れが拡がるのを防ぎます。
これらの技法は、家具の修理などにも使います。

この作業の流れを、画像に一文添えてお送りします。
【記事の内容は今回の工程であって、このように行う決まりはありません。】

最初の状態。
割れたところが口を開いています。

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土台となる木を埋めて、それを均一の深さに掘り下げていきます。

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掘り下げた部分に、型取りした木を埋め込みます。

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次に埋め木部分が開かないように、チギリを入れます。

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出来上がり。

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こうすることによって埃も入らなくなるし、美観もアップします。

別バージョンでチギリをヒョウタン型にした物もあります。
(お客様リクエストです。)

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ブラックウォールナットを使い、あえて目立たさせています。
こうすれば割れなどの欠陥も、意匠に変えること出来るのでは?と思います。
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by mokkoubou_yabuki | 2013-11-19 20:34 | 木工 | Comments(0)

未投稿の仕事が幾つかあるので、これから順次アップしていきます。
(まだ数点あります。)

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『帳簿入れ』なのだろうか、何なのだろうか?
多分、そんな用途に使われていたであろう家具。

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かなり傷んで全体が汚れています。
扉を開けると、中には帳簿を入れていた様な棚が。
でも割れて数枚なくなっています。

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これをバラして、扉を部分的に作りなおして、棚も直して、背板も、漆塗りも・・・、工程が多かった。

さらに新たに台輪を取り付けて(下部の台のような部分)、中にはキャスターを仕込みました。 
それで毎回ですが、いきなり完成↓。

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内部は既存のものを磨き、棚板は桐で新規に作りました。

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扉の扇子の取手が洒落てたけれど、古い扉から外すのには苦労しました。

でも、納品時に喜んで頂けたので、今回も美味しいお酒にありつけました。
(これも毎度かな・・・。)
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by mokkoubou_yabuki | 2013-11-12 20:11 | 作品集 | Comments(0)

古い座卓の再生

未投稿の仕事が幾つかあるので、これから順次アップしていきます。
画像があるものを優先して。


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まずは古い座卓、失敗が許されない古家具の再生になります。
(樹種、ケヤキ)

作業は洗浄から。

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これでも落ちない輪ジミや汚れは、手鉋や紙ヤスリで削ります。
ここで手を抜くと漆の塗りにムラが出るので、徹底的にやるのがポイント。

そしていきなりですが、完成。

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拭き漆を六回施し、艶と質感がアップ。
(・・・うまくいった、と自己満足。)

この後広島に発送して、ご丁寧にお礼の手紙まで頂きました。
緊張感のある仕事あとに喜びが・・・、
納品後のホッとした瞬間と、美味しいお酒が味わえました。
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by mokkoubou_yabuki | 2013-11-10 17:09 | 作品集 | Comments(0)

近況:衝立とか看板

不思議なものでブログの更新に間が空くと、書くこと自体が照れくさいので足早に。

今やっている、やや変わっている仕事。

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丸太の輪切り、腐った所をはつっている最中。↑

こんな風になるのかな?
(なん年か前に作ったもの、衝立です。)↓

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つまりこの丸太に字を書いて頂き、僕が彫刻をして塗ったら完成、って物です。
この間も似たような毛筆の彫刻を請けて、そちらがこれ↓。
『南無阿弥陀仏』

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この後に枠を付けて、漆塗って、文字に金箔を貼って完成。
(金箔は仏壇屋さんに外注しました。)

そして、お寺さんに納品です。

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最近は・・・、こんな感じです。
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by mokkoubou_yabuki | 2013-11-08 22:14 | 木工 | Comments(0)