けやきの姫鏡台

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 先日に引き続き、漆を塗っていた姫鏡台も完成しました。前に作ったものの第二段です。(前の姫鏡台は、このページの右端に写真があります。)今度の姫鏡台は鏡が楕円なので、顔も全体がしっかり映ります。構造も前回と変えました。側面の丸いくり抜きは、持ち易さも兼ね備えています。4台中2台は注文、2台は在庫です。

 同時に作っていたケヤキの壁鏡も完成しました。こちらは今までのものと樹種以外は変わりませんので、HPをご覧ください。
木工房矢吹のHP
こちらは在庫は1つだけです。

 それにしても毎日ジメジメ蒸し暑い日が続いています。木工作業は汗だくの毎日です。しかし、漆は高い湿度と気温で乾くので、今がいい季節なのです。・・・が、塗っている方にとってはやっぱり地獄。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-30 17:10 | 木工 | Comments(0)

御霊舎が完成して納品してきました。
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 作業は下の二つの台だけ図面を書いて作り出しました。本体の図面も少しは書こうと思ったのですが、家具と違って細かいところが多いので、おもむろに取り掛かりました。前にも書きましたが私の場合、細かかったり、加工が複雑だったり、ラインが上手く出ない時等はとりあえず作り出してしまいます。作りながら図面を引いたほうが、いいラインやアイデアが出てくることが多いからです。難点は当然ですが、図面が無い分考える時間が多くなります。しかし図面上で悩むより、木っ端を何度も削りだして生み出すラインの方が、私は好きなのです。(でも正直に言うと、今回は図面を書くのが面倒くさかっただけですけど・・・。)
 で本題に戻ると、お客さんのお宅で神官が祝詞を上げた後、ただの”ヒノキの神殿ミニチュア”が”御霊舎”に変わります。
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やりなれない仕事でしたが、随分木工を楽しませて頂きました。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-29 17:08 | 木工 | Comments(0)

御霊舎(みたまや)

 更新に間があく前に、今日は短めにお送りしたいと思います。
今の仕事、御霊舎(みたまや)です。
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これは神道の方が使うもので、仏教で言えば仏壇のようなものらしいです。うちは本来受注家具を専門にやっているので、この手の物は綿密な打ち合わせが肝心です。その上で現物写真とニラメッコしながら作っています。まだ屋根は乗っかっているだけ、進捗状況は全体の半分ぐらいです。
 午前中に欄干を取り付け、昼休みに更新しています。
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 苦労しながらも結構木工を楽しんでやらせてもらっています。御霊舎は末永くその「家」に置かれるものなので「気」も入ります。見本で私が見たものには”明治・・年・月”と言う筆書きがありました。後世に恥を残さぬよう、午後の仕事に向かいます。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-26 17:12 | 木工 | Comments(0)

キヌガサダケ

 今年もキヌガサダケの季節がめぐってきました。というのもこのブログを始めて間もなく、この記事を書きました。あれから1年近く経ったと思うと、月日が経つのは早いものです。(去年の記事-不自然な自然こちらのほうがきれいな写真を載せています。)
 今年のキノコは斜面に横に向かって生えていて、きれいな笠は開きませんでした。つまりこの写真は、真横から撮ったものではなく、真上から撮ったものになります。
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 そしてこのキノコ、不思議なのは毎年同じ場所ではなく、前年とは結構離れた場所に突然現れます。そして相変わらず夕方に笠はヘナヘナ、次の日には本体も姿を成していません。このキノコは食べられるのですが、旬はとてつもなく短く、その命は儚いのです。今年もすぐに消えました・・・。

 そして仕事はと言うと、また、また、またぐらい変わった仕事です。そばの延し台のカンナがけです。始めはカビも生え、汚れが目立ちました。
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 そんな天板も手ガンナをかければ、このとうりです。
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 無垢材は、修復が可能なところも好きです。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-17 17:02 | 工房の周辺 | Comments(0)

ケヤキの天板

 長いこと保管していたケヤキの天板を加工しています。現在途中まで進んで、いったん休止中です。この板は在庫分なので、興味のある方は、このページ右の木工房矢吹のバナーをクリックし、HPのメニューの「お問い合わせ」よりお願いします。
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 写真は割れ防止に柿渋が塗ってあり見えにくいのですが、ケヤキの木口(丸太を輪切りにした物)です。多少の割れや節があり、サイズは約縦44センチ、横150センチ、厚み7,7センチです。(まだ仕上げてないためサイズは多少変わります。)
 この天板には下のような削り跡をつけ、漆で仕上げる予定です。
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 座卓に、文机に良いかと思います。個人的には高さを低めに脚を作り、酒席膳がいいな・・・なんて思っています。
 ちなみに重さは天板だけで40キロはありそうです。8月には完成する予定でいます。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-15 16:56 | 木工 | Comments(0)

椅子展のお知らせ

 長崎のデパートの椅子展に参加します。ホームページでお知らせする前に、更新の簡単なブログにダイレクトメールをそのまま載せたいと思います。
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 と、こんな感じなのですがひとつ問題が・・・。実はまだ出品する椅子が出来ていないのです。予定では、以前に制作した椅子のアレンジしたものを作ろうと考えていますが、その前に今の仕事が終らないと取り掛かれません。仕事がなかなかはかどらずやや焦り気味です。その今やっている仕事は、欅のテーブル2台と、漆塗りの作業です。漆は4回目の塗りも終わり、もうすぐ完成です。
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 7月までにはまだ御霊舎(みたまや)の制作も残っていますので、なんとか根詰めて乗り切りたいと思います。(大丈夫かな・・・?)
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-15 16:54 | 木工 | Comments(0)

竹切り、草刈り

 裏山の竹林が大変なことになってきました。うちに隣接する土地には破竹(ハチク)が生えているのですが、これが筍から完全な竹になろうとしています。1週間前から、もう切らないとヤバイな、と思いつつ、放置していたらついに葉が出てきてしまいました。葉が出てしばらくすると段々硬くなってきて、草刈機では太刀打ちならなくなります。その前に手を打たなければ、ということで午後は草刈です。
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 右の屋根が工房で左が母屋です。この地に移ってきたときは、この竹が二つの屋根に掛かり、屋根も雨樋も葉っぱだらけでした。おまけに朝日も当たりません。しょうがないのでその年に2,3百本切り、その後5年かけてようやく竹林のラインを下げました。その時の苦労の二の舞だけはイヤなので暑い中汗かきながら1時間半かけて格闘しました。
 終了するとこんな感じで、ずいぶんさっぱりしました。
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 竹林が無事片付いたのは良いのですが、実はここは放置された他人の土地、まだ自分の土地が残っています。延べ5時間に及ぶ格闘は続き、日暮れまでかかりました。

 我が家は、購入時に勝手についてきちゃった土地の分も含め500坪ぐらいあるのですが、管理するうえでは300坪ぐらいがちょうどいいかな、と思う今日この頃でした。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-14 16:51 | 工房の周辺 | Comments(0)

ナイフとけやき

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 またまた変わった仕事で、今度はナイフです。近所の方がイノシシの解体に使うそうです。工房に刃を持ち込まれ、私が柄をすげました。自分の道具にも柄をすげることがありますので、作業は比較的スムーズに終了しました。(ひもは接着の押さえで、この後ほどきました。)

・・・とこんなことばかりもしていられませんので、次は今やっているテーブルの木取りの写真です。
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 ケヤキの耳付き板(樹皮をはがし、自然のラインを持つ板)、一枚ものです。この中から2台のテーブルを作ります。私はよく木取りの時、使おうとする板を並べて行います。こうすると見渡せて楽なのです。しかし楽と言っても一枚が50キロぐらいあるので、ちょっとした筋トレになります。この時点で板の厚みは70ミリあり、仕上がりが60ミリ、かなりの存在感です。
 このテーブルを仕事に、習字にと使われるそうです。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-10 16:48 | 木工 | Comments(0)

立ち枯れの栗の木

 近くの竹林で見つけた、栗の倒木です。見つけたのは1,2年前の散歩中。ふと見ると中が空っぽ木がありました。もうしばらく置いておくと虫や菌やらで、もっといい空洞にになるだろうなと思い、その時は観察のみで立ち去りました。またここは他人の土地で、勝手に取るわけにもいきません。
 その木を最近見に行くと、もういいだろうという感じです。近所の人に地主を聞くと、あっけなく伐ってもいいとのこと。まあ普通ではまるで価値の無い木ですから、当たり前と言えば当たり前ですが、何となく急いで工房にノコギリを取りに帰りました。そしてめでたく我が家にやって来た、その木を今日は洗浄してみました。
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 右半分が洗った部分、樹皮やら苔が取れてきました。徐々に栗の色が出てきました。
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 しつこく洗うこと1時間半ぐらい、ようやく洗い終わりました。途中近所のおばあちゃんが覗きに来て、「矢吹さんは変わった木を集めてるみたいだけど、あそこにもあるよ。」と教えてくれて一緒に見に行きました。ところがこの木はまだもう少しと言ったところ。まだまだ虫や菌に仕事をしてもらわないと、良くなりません。数年後に期待します。

 ところでこれを書きながら思ったのですが、近所の人は私のことを「変な木を集めている人」と思っているのでしょうか・・・?。
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by mokkoubou_yabuki | 2006-06-02 18:33 | 木工 | Comments(0)