千鳥格子(チドリゴウシ)って知っていますか?

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今回は千鳥格子についてです。

 まずは写真を見てください。我が家の鍋敷きです。鍋敷きがどうこうと言うより、写真を見ていただくと「あれっ」と思いませんか。

 この鍋敷きは一本18ミリぐらいのブナの角棒を組み、タテヨコ300ミリぐらいの大きさに作ってあります。そのどう考えても曲げることの出来ない木が、まるで織られている様に組んであります。作り方は、木の欠き取り方を普通とは変えて作ります(二分の一ずつではないという事です)。仕組みはパズルのように組むのですが、写真を交えて説明を進めないと分かりにくそうなので、仕組みはまたの機会に記事にします。

 元々、千鳥格子は飛騨の匠の技法で、私も飛騨高山で教わりました。聞いた話によると、千鳥格子を初めて作った人が神社の扉に組んだところ、すぐに扉は壊され、千鳥格子は持ち去られてしまった、とのことです。その後も、直しては盗まれを繰り返したらしいのです。持ち去るのは当然匠達、その扉の仕組みは考えても分からず、ついには暴挙におよんでいた訳です。そして千鳥格子の技法は、皆に知れ渡る事となったそうです。

 千鳥格子を使って私が制作したものを、2点載せておきたいと思います。
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 上の写真は、お客さんが工房に持ち込まれた陶器を、千鳥格子で囲み灰皿としました。
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 私が工芸を学んだ学校で、卒業時に制作しました。ライティングデスク和風版です。現在は妻が使っています。
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by mokkoubou_yabuki | 2007-01-21 17:55 | 木工 | Comments(0)